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2012.09/28(Fri)

詩一覧

お題以外の単品詩 目次です。


==========

【詩】
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10:43  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03/20(Sat)

Everything -It's you-

食事に行った帰り道に
ふと曲がってみた いつもと違う信号
きっかけは そう そんな些細なことだったけど
見慣れていた町並みが
こんなにも綺麗な夜景に変わる
その場所を教えてくれたのは
あなたでした

あるいは
時には日々の喧騒を忘れて
浜辺で2人ひねもす波を眺める休日
そんな過ごし方を教えてくれたのも
あなたでした

始まりはいつだって
そう
あなた でした


初めてルージュを引いてみた
鏡の中のいつもと違うわたしを
あなたは可愛いと言ってくれたから
嫌いだった自分の顔
しゃんと上げて歩けるように
魔法をかけてくれたのは
あなたでした

あるいは
差し伸べられる手を偽善と嘲笑(わら)い
淋しいとさえ言えなかった私に
優しさを教えてくれたのは
あなたでした

ちょっとずつ
だけどきっとわたしのすべて
変えてくれたのは

あなた でした


00:12  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03/20(Sat)

再生

お金をつぎ込めば
  総て治るのですか?

瓦礫の下からか細い声で
  少女が助けを求めている
「……水を下さい……」

汚れた空から降る雨で
  荒れた大地は潤うのですか?


お金をつぎ込めば
  総て治るのですか?

鉛玉の雨に撃たれて
  血を流した少年が叫ぶ
「助けて……!」

汚れた海から取り出した水で
  乾いた砂漠は潤うのですか?



木々
創造物

都合良く作られ
  都合良く壊されていったものたちは

お金をつぎ込めば
  総て治るのですか?
00:11  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03/20(Sat)



白い雪が 音を吸い込む
白い雪が 色を呑み込む


街は明るい光の洪水
道は行き交う人々の洪水
なのに 僕の知る人は一人もいない
なのに 僕を知る人は誰もいない

alone そう僕はここに独り

転んだときにさしのべられた手を
僕は無下に振り払った

優しさ・同情・憐れみ・さげすみ
区別付かなくなって 回れ右、用意スタート

逃げまどう僕の心臓に
照準を合わせて引き金を引く
快楽にも似た痛みを知りたい
衝動に駆られる

失ってはいけない物と引き替えに
自由にも似た孤独を手に入れた
これで良いのか?
答えはない
君はいない


白い雪が 音を吸い込む
白い雪が 色を呑み込む


白い闇が 僕を呑み込む

00:10  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03/20(Sat)

Endless Start

明日ニ ナレバ スベテガ オワル

辛イコトハ ナニモカモ ナクナル

ソシテ 新シイ 何カガ 始マル

今日トハ チガウ ワタシニ ナレル


夜毎鏡にそう祈り
何時しか今日が明日になる
00:09  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03/19(Fri)

食卓

懐メロを口ずさみながら
君が夕ご飯の支度をしてる
肉が焼ける香ばしい匂いと
まな板を叩くリズミカルな音
やがて食卓に並ぶ幾つかは
毎日のように消されている
小さな命のひとつなんだろう

今ブラウン管に映る
サンシャイン通りで通りすがりに
刺されて消えた少年のそれと同じように?

僕は時に加害者になり 時に被害者にもなる
どちらかの時の僕のために 僕は何ができるの?

突き出したナイフの先に付いた血と
消えた生命の意味と重さを
僕らは思い知るべきだ
彼の命を奪うことは出来ても
彼の命を返すことは出来ないのだから

君は時に被害者になり 時に加害者にもなる
どちらかの時の君のために 僕に何ができるの?

祈ルコトシカ出来ナイナンテ自己陶酔ニ浸ル他ニ
惜シミナイ愛ヲ
  限リナイ慈悲ヲ
    最低限ノ理性ヲ

接続詞"if"でつながれてる世界は
もしもボックスが無くたって訪れるんだ
いつか僕が加害者に
あるいは君が被害者に
なってしまったそのときは どうか


どうか愛して
22:30  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03/19(Fri)

Neglect

「老人ホームで虐待死?」

画面に大きく映し出された三文字
ほんの一瞬
TVの前でため息が満ちる
明日はわが身と知りつつも
素知らぬ顔で今日も素通り  
   
 モウドウデモイインデス
 ドウセ誰モ助ケテハクレナイノダカラ

老眼鏡をかけないと
新聞さえ読めなくなりました
杖や手すりに捕まらないと
トイレすら行けなくなりました
足腰が弱っているのです
「ネタキリ」となるのも
最早時間の問題です
「ネタキリ」と蔑まれ死ぬにはまだ余りある時間を無駄に浪費しながら介護士とは名ばかりの若く粗野な連中にマニュアル通りの世話をしてもらい同じ所をぐるぐると廻り続けるベルトコンベアの上に寝かされてる気分を死ぬまで味わうようになるのも
最早時間の問題なのです

 ソレモマタ仕方ノナイコトト思イマス
 私ハモウ役ニ立タナイ人間ナノデスカラ

嫁が時折見舞いにきます
「義理」と「貧乏」をべったり貼った笑顔で
連れられて孫もやって来ます
小遣いもくれない婆さんに用はないと言いたげに
ごめんね
私はもうお前たちのお金を遣うことしかできなくて

夫が死んでもう5年
若さへの憧れもなくなりました
生きてても役に立てないこの身体
斯くなる上は残された日々を
緩慢に死んでいくのがお似合いというものでしょう


「おばあちゃん、元気そうだね」

そういって時折 できれば毎日
微笑みかけてくれる人がいれば
それだけで
それだけで

良かったのに



人が集まる談話室では
誰も見てないTVで黄門様が高笑い
私はゆっくり立ち上がり
ゆっくりゆっくり自室へ帰る

ゆっくり今日が過ぎていく
私たちは今日も緩慢に
死んで

いく
      


22:27  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03/19(Fri)

今年も桜は咲きました

裏路地の桜が咲きました
連日の敵の戦火を逃れ
今年も変わらず春の衣をまといました
されど煙るような雨の中で
昨日隣村で銃弾に倒れた彼を悼むように
桜は静かに泣いておりました


今年も桜が咲きました
遠い空の下の悲劇を知らずか
桜は変わらず春を謳いました
されど桜が咲いたら再びここでと
言い置き異国に飛んだ君は来ず
桜は散っていきました


今年も桜は咲くでしょう
都堕ち民死に王替われども
砂漠の桜は咲くでしょう
我が待つ君が永遠(とわ)に来ずとも
並木の桜は咲くでしょう



来年も
再来年も
22:26  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03/19(Fri)

雪の蝶

凍えるような夜の空から
舞い降りてきた白い粉雪
手袋の上に落ちてきた
一粒の小さな白い花を
可愛い
と彼女が笑った

そっと包み込む体温で
瞬く間に
花は色も形もなくしてしまう
寂しそうにそれを見送って

次の花を追って手を伸ばす彼女の
肩に髪に
次々と花は落ちてきては
すぅっとはかなく消えていく

追いかけて 捕まえて
儚く消えて 夢のように

降り続く雪に手をかざし
次の花を探すから
雪の花畑の彼女は赤い蝶
マフラーが風に揺れて
羽のように広がって

コートの襟を立てて
寒さから逃げるように
足早に去っていく人波の中で
ブーツのかかと鳴らしながら
雪を追って舞う彼女は赤い蝶
無彩色の街の景色に
浮ぶ極彩色の美しい人

逃がさないで 捕まえて
消えないように 夢のように

程なく雲が流れて
空は泣き止んでしまって
身体の芯まで凍らすような
風が彼女を吹き抜けていく
残念そうに空を見上げてから
綺麗だったね
と彼女は笑った

22:24  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03/19(Fri)

夜明けの月

午前4時
最終列車もとうに行き
回送列車も通り過ぎた
夜明け前
真夏と言えど
さすがにこの時間は涼しくて
誰もいない線路脇で
一人 佇む

白んできた空に浮かんだ白い月

サンダルの音さえ
アスファルトに響く
午前4時
少し湿った私の髪を揺らして
乾いた風が吹き抜ける

工事中の高架の上に浮かんだ白い月

あぁもうすぐ
始発電車がやってくる


22:23  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03/19(Fri)

鎮魂歌



飛行機が飛んでいって
あたりに炎が広がった

女が落ちてゆくのが見えた
男が崩れていくのが見えた
人間は もろくて
本当に もろくて
いとも簡単に崩れてしまった

少女は花を探していた
母の墓に手向ける花を
代わりに僕は 花を植えた
辺り一面 蓮華の花を

どれだけ植えれば
花はあの娘に届くだろう
どれだけ祈れば
声はあの娘に届くだろう
空を越えて
海を越えて
遙か遠い 異国の地へ

それでも花は咲くだろう
紅い雨の降るなかでも
屍さえも苗床にして
花は咲きつづけるだろう
あらゆる国境を越え
彼方まで
花は地を埋めつくすだろう
22:22  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2010.03/17(Wed)

うそつき

今日が終われば またしばらく会えなくなるね
いっぱい話したいはずなのに 何故か
沈黙が二人の間流れる
元気?
と心配そうに伺うあなたの横顔に
元気だよ
と嘘をついた


カンのいいあなたのことだから
へたくそな作り笑いとか
背中を向けて泣いてることとか
やっぱりばれてるのかな だけど
悲しい真実であなたに嫌われるより
優しい嘘をつかせてよ


はじめに二人約束したね
あなたにだけは嘘をつかないって
だけど 実は初めからそれって嘘でしょ
何気ない顔してあなたが
嘘をついていたこと知ってるんだ


カンの悪いわたしだって
先週のデートで今月ピンチなんだとか
夜勤明けの電話が辛いこととか
ちゃんと知ってるんだから だけど
厳しい真実知って冷めるより
優しい嘘で夢を見せてくれるのよね


判っているよ だから何度でも
優しい嘘をついてよ
そしてわたしは必ずそれを見破って
その後ろに隠れたあなたを見つけてあげる


判っていてよ だから何度でも
わたしはあなたに嘘をつくよ
そしてもしもできるならそこに隠れた
本当のわたしにあなただけは


気付いて
23:13  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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